採用担当者座談会

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安全教育に力をいれ、他者に配慮できる方たちと
日酸運輸を今以上に働きがいのある組織に

日酸運輸の採用を担当する営業所長2名に集まってもらいました。
両名とも前職で乗務員の経験があり、客観的な目線で日酸運輸の特徴や求める人材像など、
応募される皆さまの役に立つ、リアルな意見を語っていただきました。

PROFILE

N.D.

相模原営業所 所長
2004年4月入社
(経験者採用)

出身地
埼玉県
取材時の年齢
52歳
前職
乗務員(大型)
クラブ活動・スポーツ歴
野球/小学校、バスケット/中学、 剣道・柔道/高校
趣味・余暇の過ごし方
野球観戦(阪神ファン)
保有する資格
高圧ガス保安製造責任者乙種機械、運行管理者、小型移動式クレーンほか
好きな言葉
「失敗は成功のもと」

K.N.

千葉営業所 所長 兼
運輸部 運輸技術課 課長
2006年10月入社
(経験者採用)

出身地
千葉県
取材時の年齢
44歳
前職
乗務員(医療ガス)
クラブ活動・スポーツ歴
サッカー、野球/小学校、野球/中学、バレーボール/高校
趣味・余暇の過ごし方
妻とウィンドウショッピング
保有する資格
高圧ガス製造保安責任者乙種機械、非破壊試験技術者
(PD2.UM1)、運行管理者ほか
好きな言葉
「継続は力なり」

1自己紹介

乗務員として現場経験を積み
現在は営業所全体をマネジメント

Qはじめに自己紹介をお願いします。

N.D.

私は2006年に日酸運輸に入社後、9年間乗務員として勤務し、その後、配車担当、技術担当を経て、現在は相模原営業所長を務めています。主な仕事は、営業所従業員の勤怠管理や、講習会、適性検査、健康診断といった年間行事の調整など、営業所全体の仕事が円滑に進むようにマネジメントすることです。また、親会社の大陽日酸と営業所業務の橋渡し的な役割も担っています。

K.N

私も入社後は乗務員を6年間務めた後、現在は千葉営業所の所長と本社技術課の課長を兼務しています。所長としてとりわけ注力しているのは、安全確認の徹底です。当たり前のことを当たり前にやり抜くことが、安全という結果につながります。また技術課では、乗務員がより作業しやすく、整備担当者が整備しやすいタンクローリの製作等を担当しています。

Q前職ではどういった仕事をしていたのですか?

N.D.

私はこれまで数社の運送会社に勤務してきました。アルバイトから入って、長距離運送の乗務員として働いていましたが、配送管理など管理部門の仕事もしていました。

K.N

私は、医療ガスを配送する運輸会社の乗務員でした。配送する医療現場を間近に見て、人の命に係わる重要な仕事であることを実感し、とてもやりがいを感じていました。もっと、真剣に取り組もうと思い、必要な資格をコツコツ勉強しては取得していました。本当は、勉強は好きな方ではないのですが (笑)、やっていると習慣になって、今も勉強を続けています。

Qところで、どうして日酸運輸に転職を決めたのですか?

N.D.

それまで小さい会社に勤務していたので、ルールや指示が大雑把でした。もっときちんと制度が整った会社に入り、自分のキャリアを成長させたいと思ったのが転職のきっかけです。もちろん、安定した収入があることも条件の一つでした。日酸運輸に入社したのは、実は知り合いの紹介で運がよかったと思っています。

K.N

私も知り合いの紹介です。地元の草野球のチームに入っていたのですが、オーナーが当時の千葉営業所長の家族の方で、仕事のことを話していた時に日酸運輸のことを紹介してもらったのがきっかけです。

N.D.

ご縁アルアルです(笑)。この業界も広いようで狭かったりしますので、人と人のつながりは、大事にしなければいけませんね。

K.N

私は仕事にはとてもやりがいを感じていたのですが、なにしろ忙しく、さらにシリンダーのガスボンベを運ぶのですが、これが重たくて大変でした。ですからこれからのことを考え、転職を決めました。大陽日酸のことは同じ業界なのでよく知っていて、産業ガス業界No1企業グループの一員として働きたいという気持ちは強くありました。

2日酸運輸の組織と仕事

規則や法令の遵守には厳しいが、
労務管理が整い、社員が安心して働ける職場

Qでは実際に日酸運輸で働いてみた感想を教えてください。
どういった会社で、社風はどんな感じでしょうか?

N.D.

数ある運送会社の中でも、高水準の運行管理と勤怠管理ができている会社ですよね。

K.N

乗務員の労務管理、安全管理が徹底されていて、ホワイト物流と言えます。

N.D.

乗務員という職種は、常に事故の危険にさらされています。自分で注意することはもちろん重要ですが、会社として安全教育に力を入れ、余裕を持って勤務できる労働環境を作ってあげることも大切です。当社は社員教育がしっかりしていて、安全に対する意識がとても高い会社と思います。また現場の声など、社員が会社に意見を発信しやすい環境がある点も、風通しのよさを物語っています。

K.N

会社としても、社員としても、みんなでよい方向に変えていこうという雰囲気がありますね。

N.D.

私も従業員の働きやすさを大切にする会社だということは、間違いないと思います。

Q超低温液化ガスを運ぶ乗務員の仕事についてですが、
ズバリ、いい点は何でしょうか?

N.D.

一般的に乗務員の仕事では、トラックに重たい荷物を積んだりと、体力勝負が求められるケースが多いと思いますが、当社ではそういった場面はなく、歳を重ねても若い人と同じような働き方ができるところではないでしょうか。

K.N

重たい物は、ガスの充てんに使用するホースくらいですので、乗務員にかかる作業負荷はとても小さいといえます。

N.D.

一方で、高圧ガスの取り扱いはマニュアルや手順を覚えるのが大変なところがあります。でも、しっかりと頭に入れ覚えてさえしまえば、あとはそれほど苦労しません。

K.N

それと、高圧ガスの運送は危険が伴い神経を使いますが、会社として安全管理には研修を含め、とても熱心に取り組んでいます。また、タンクローリは最新の車が多く投入されており、操作性がよく安全装置も充実していて、ドライバーへの負担が軽減されています。

N.D.

労務管理がしっかりしているところもいいところです。休日手当や残業手当は、きちんと支給されます。他の運送会社から転職されてくると、皆さん驚かれることが多いようです。ですから、給与が仕事のモチベーションになっている人は多いと思います。私どもにとっては当たり前のことですが、労務管理がきちんとされているのも、大陽日酸という大手企業のグループ会社だからです。

Q逆に、乗務員の仕事で難しい点についてはいかがですか?

N.D.

まず高圧ガスを扱うので、細心の注意が必要になることです。ガスが通るパイプに素手で触ると低温火傷をしたり、うっかり操作を誤ると怪我をする危険があります。そのようなことがないように、マニュアルなど細かいルールが定められ、教育も徹底してやっています。それらを頭に入れ、規則や法令を必ず守って作業をすることが求められる厳しさはあります。

K.N

それと乗務では、日々納入先が異なり、乗車する車両が変わります。車両は8t~25tまであり、日によっては複数の車両に乗務する必要があり、慣れるまでは大変かもしれません。

N.D.

そうですね。納入先は世間的にも名の知れた企業の工場や病院などです。納入先ごとに細かい独自のルールが設定されており、中には入構するための講習を受けなければいけない会社もあります。

K.N

会社として、ユーザーごとのルールをファイル化し、情報共有できるようしていますが、時折ルール変更などもあり、すべてを覚えるのは結構大変です。

Q乗務員の仕事には、とりわけどういったことが求められますか?

K.N

いうまでもありませんが、何よりも大事なことは安全に、そして作業を間違いなくやることです。安全運行、安全作業、安定供給です。配送や作業を急ぐ必要はありません。焦ればミスにつながりますから。

N.D.

どちらのユーザー先でも、手順通りの作業が求められます。運転のみならず、ガス充てん作業でも無事故を続けることが重要です。5年、10年、15年と無事故を続ければ、表彰制度がありますので、ぜひ目指して欲しいですね。

Q乗務員以外の職種の採用も行っていますか?

K.N

いつもというわけではありませんが、乗務員だけではなく、総務部など事務職の採用も行っています。

N.D.

乗務員は、退職などで欠員ができた時に随時募集しています。定年制度がありますので、定年退職者が多く出た年には、募集も増えます。

3キャリアと育成

充実した研修制度を提供し、
乗務員の安全を守り、成長をサポート

Q社員のキャリア・プロセスはどのようになっていますか?

N.D.

乗務員として採用された方は、2年間乗務を経験した後、正社員となります。

K.N

乗務員は基本的にずっと乗務員をやっていただきますが、適性と本人の希望を伺い、配車係や技術部など、管理部門へ登用されることもあります。

N.D.

管理部門の担当になるにも、現場を知っていることがとても大切なので、管理部門のほとんどの社員は乗務員経験者です。

Q育成・教育プログラムについて教えてください。

N.D.

乗務員は、入社してから1週間、本社研修で高圧ガスの基礎を学びます。その後、営業所に配属され、指導員と同乗勤務しながら、運転、ガス充てん時のローリの操作法、ユーザーへの納入手順などを学びます。90日間の同乗勤務を経て、ようやく一人で乗務するようになります。

K.N

90日間の同乗勤務期間の中で、見極め検定が3回用意されていて、一つずつステップアップしていきます。結構、厳しい研修と言われます。

N.D.

高圧ガスの取扱いは危険なので、入念な教育プログラムが用意されていて、未経験者の方でも安心して学ぶことができます。

K.N

運送会社で、ここまでしっかりとした研修制度を用意している会社は珍しいのではないでしょうか。入社直後から、安全・安心については、徹底して教育していますから。

Q乗務員に求められる資格や、資格取得のサポート制度などはありますか?

K.N

乗務員に必要な資格として、応募段階で大型運転免許は必須です。大量の超低温液化ガスを運ぶには高圧ガス移動監視者又は、高圧ガス製造保安責任者の資格が必要となります。このほか、職種により、運行管理関係、非破壊検査関係、危険物関係も求められます。これらは、入社後に取得することができますが、移動監視者の資格は応募段階で持っていると有利でしょう。

N.D.

高圧ガス関係の資格取得に関しては合格した場合、会社から講習費用や受験費用のサポート、一時金の支給があります。会社としても業務の質向上のため、各種の資格取得を奨励しています。資格を取得した場合、奨励金が支給される制度もあります。また資格ではありませんが、応募では相模原、千葉、川崎、小山の各営業所エリアの地理に詳しい人は歓迎されます。

4これからの日酸運輸、求める人材像

人をおもいやり、協調し、協力し合いながら、
働く喜びを味わってほしい

Q今後、日酸運輸をどういった会社にしたいのでしょうか?
また、そのための取り組みはいかがですか?

N.D.

事故・トラブルを無くし、安全・安心をさらに高めていきたいと思います。また、高圧ガス輸送に関して、日本でトップクラスの技術と経験を持つ会社を目指したいですね。そのためには、社員一人ひとりがスキルアップし意識を高めると同時に、会社としても教育・研修体制をさらに充実させていく必要があると考えています。

K.N

日酸運輸は風通しがよく働きやすく、働き甲斐のある会社だと思います。この伝統を継続し、さらにより良い会社にするためには、コミュニケーションが重要だと考えています。会社として目指している方向性などゴールや目的をはっきり伝えることで、意識の共有化が図られ仕事の質が向上し、社員がより自発的に行動できるようになると思います。

Qそのためには、どういった人材を求めますか?こんな人と一緒に働きたい、
逆に、こんな人は日酸運輸には不向きがあれば教えてください。

N.D.

乗務員といっても、仕事は一人でするのではなく、周りの人との協力関係の上に成り立っています。そのため、会社の中での自分の役割や立場を理解し、相手や周囲の人の話に耳を傾け、互いに協力し合う人材が必要だと思っています。協調性のない人、自分勝手な人は向いていません。

K.N

私は、努力を継続できる人に来て欲しいと思っています。努力を続けることは難しいことですが、続けることで、その成果は必ず形になります。

N.D.

仕事は決して簡単ではありません。時には、大変なこともありますが、どんな時でも仕事を楽しめる人がいいですね(笑)。

Q最後になりますが、これから日酸運輸に応募を希望する方に、
アドバイスやメッセージをお願いします。

K.N

1953年創業の日酸運輸は、70年以上にわたり社員にとって働きやすい職場環境の在り方について、諸先輩方が試行錯誤を積み重ねてきました。その結果、今では離職率も低く、社員はやりがいを持って働いています。私たちは、この環境を継続させると同時に、現状に甘んじることなく、未来の若い世代にもバトンタッチできるように、さらに努力してきたいと思っています。そのためにも、社員一人ひとりが、今以上に個々の役割を理解し業務に取り組むことが重要です。新しい方々と一緒に、よりよい会社づくりを考えていけたら、きっと働く喜びもひとしおと思います。

N.D.

日酸運輸ほど、乗務員の方が定年まで長く働いていただける会社は、運送業界では珍しいと思います。これから当社に応募し入社される方々も、恐らく当社で長く勤務することになると思います。そのためにも、一緒に働く仲間達に対して、気遣いや思いやりといった他者への配慮の気持ちを忘れないで持っていただけたらと思います。個人主義的なイメージが強い乗務員の世界ですが、日酸運輸では、「みんなで頑張ろう」といった協調性を、とても大切にしています。ぜひ宜しくお願い致します。

本日は、ありがとうございました。

二人は、他社で乗務員を経験してきたからこそ、日酸運輸の良い点も課題点も理解していることがよく分かりました。これから日酸運輸に応募を希望される方々にとって、役に立つ情報を盛り沢山に語ってもらえたのではと思います。内容にご賛同いただけるのであれば、ぜひ当社の門戸を叩いてみてください。意欲ある皆さまのご応募を、心よりお待ちしております。

総務部総務課 採用担当より